2015年12月

私は、趣味で沖縄三味線「三線」(さんしん)を弾いておりまして、年に数回程
地元の老人介護施設へ演奏に行っております。
毎回一時間、全8曲ほど演奏しておりまして、選曲の際には、必ず沖縄の歌を3曲
皆さんが知っている曲を3曲、最後に盛り上がれる曲を2曲程選曲しておりまして
その中に毎回『十九の春』と『知床旅情』を演奏しております。

演奏前に曲の説明をして、「皆さんしってますか?」と尋ねると
首をかしげながら数人が手を上げられます。
ところが、演奏するうちに多くの方が一緒に歌ってくださいます。
歌詞を渡していないのに、いつの間にか自然に笑顔で一緒に歌ってくださり
「知ってた方?」ともう一度聞いてみれば
ほとんどの方が手を上げて懐かしそうに微笑んでくださいます。

私たちは、このようにどれだけ時間がたってもいつに間にか自分に染みついたものを
忘れることなく思い出たり、自然と行うことができます。
仏説観無量寿経のお経様のなかに、戒香薫習と言う言葉があります。
香りが衣に染みついて、後になってふとしたときに香りと共にそのときの記憶が
よみがえるように、戒めを身体に染み込ませることでいつでも自然に実践することです。
皆さんは、ありがとうや、挨拶、ごめんなさい など、一度教わってからいつの間にか
当たり前のように口にしていることなど沢山あると思います。
それらと同じように、これから自分で決めた善い行いなどをどんな時も自然にできるよう
しっかりと身に着けていただければと思います。
薫習の習は、実践することを表しますので、普段から行えるようにしてくださいね。

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