6月・法話

先日、お寺に小学生の女の子が父親と共に訪ねて来られました。
話を聞くと、飼っていたハムスターが亡くなり、どこかに埋めようと思ったが
それに相応しい場所が見つからず、お寺で供養してもらえないか、との事でした。

本堂の裏に案内し、「こちらでどうでしょうか。」と、場所を確認し、埋葬して
花、水、線香を供え、お経とお念仏を唱え、私なりにできる範囲でお勤めをしました。
手を合わせて拝む女の子の姿に
「ハムスター1匹であっても、決して手を抜いてはいけない」と身が引き締まる思いでした。
もちろん、日々のお勤めに手を抜いているつもりは無いのですが
どこかで「慣れ」を感じてしまっている事も、否めませんでした。

ペットと言えど、おそらくは家族同然である存在との、お別れの儀式をしっかりと終え
命の尊さを学び、女の子が一歩前に進めたら…と感じた次第です。

仏教には六道輪廻の教えがあります。
天・人・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの道です。
また、日本語には犬畜生という言葉もあり、動物、畜生に対しては
あまり良いイメージではありません。

しかしその一方で、「一切衆生悉有仏性」という教えもあります。
「全ての生きとし生けるものは、生まれながらにして仏となりうる素質をもつ」
という意味です。
どんな小さな命に対しても、尊び、敬いの心を持てるように、なりたいものですね。

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