10月・法話

皆さん、「心を込めて」と聞いて、どんなことを感じられますか?
お坊さんから言われるとやはりお参りの時に一生懸命手を合わせる
一生懸命その人の事を思う! などでしょうか?

心を込めるって見た目では判断しにくいですね。
私は趣味で沖縄三味線、「三線(さんしん)」をやっておりまして
今年の6月に試験を受けてまいりました。
試験は、琉球民謡協会が執り行うもので沖縄民謡が課題曲となります。
また、試験と言っても、級や段といったものではなく、新人賞 優秀賞 最高賞 と言い
まぁ初級 中級 上級といったところでしょうか。
その最高賞の試験に臨んでまいりました。
試験は沖縄県うるま市にて3日間、最終日が最高賞の試験で
その日の夜7時から会場で閉会式と合格発表がありました。
せっかくの沖縄でしたので二日ほど滞在する予定もあり先生からも
「見ておいた方が良いよ」と言われたので、閉会式に参加していた時に
各賞の審査員の審査基準について順番にお話しされた内容に
とても大事な事を気づかされました。

先ず、新人賞は、「間違えずに弾いて歌えること」小さいながらも300人くらいの
ホールでの演奏ですのでなかなかのものです。
そして、優秀賞 新人賞の条件にプラスで、「聞き手が気持ちよく聞けていること」
最高賞は、新人賞 優秀賞の条件に
「歌の意味を理解して、気持ちを込めて歌い弾けているか。」というものでした。
それを聞いた時に、自分が三線を始めた頃「君の三線はやかましい!」と
言われた事をおもいだし、また、試験の課題曲が、情け唄(悲しみに暮れる唄)で
何度も「悲しそうに聞こえない」と言われた事につながっている事に気が付きました。
自分だけが悲しそうな歌い方に酔っていただけだったんです。
そして、「聞く人を想い三線に触れていなかったんだ!!」と気づかされた瞬間でした。

心を込める、気持ちを込める というのはどんな事にも共通で
相手に伝わってほしい願って初めてこもるものではないでしょうか。
日頃のいろいろな場面で自己満足な思いにならないよう気を付けたいものですね。
偶然ですが、試験練習中、奥さんに悲しそうに聞こえるか聞いてもらいながら
練習したおかげで、合格いたしました。

houwa1910No1.jpg

コメント

コメントの投稿