7月・例会

今月は宿坊研究会の代表の方を講師にお招きし、研修会を開催しました。

「お寺を盛り上げる7つのアクション」をテーマに講演いただきました。
私は4年程前に一度、同じ内容の講演を聴く機会がありましたが
今の自坊を取り巻く現状に照らして拝聴すると
新たな気づきや発見がたくさんありました。

講師の先生は、学生時代から寺社仏閣に魅力を感じて
自らの足で全国各地の宿坊を回り、身をもって仏教を体感されてきた方です。
このように寺に愛着を持たれている氏が、一般人、在家者の目線で
客観的かつ多角的に、現在の寺院の在り方に厳しい指摘と
それに対する対処法を、「7つのアクション」として提案下さいました。
その中で「教会に行ってみる」と「前例のないことに挑戦する」の
2つのアクションが、大変印象的でした。

はじめの「教会に行ってみる」というのは、寺を訪れる方々がどのような気持ちで
何を目的に来られるのかを、自分が教会に行くことで疑似体験を
してみるということです。
研修会後、実際に近所の教会を訪ねてみたところ
礼拝堂に入る時は思った以上に緊張しました。
また、入り口から礼拝堂までの案内や、堂内での作法や立ち居振る舞いなどの
説明がないと案外手持ち無沙汰になり、早々に退出してしまいました。
門前にこれらの案内や説明があるだけでも
寺の印象ががらりと変わるのだと実感できました。

2つ目の「前例のないことに挑戦する」というのは、前人未踏の挑戦(修行)を
続けているからこそ仏教者としての厚みが出てくるということです。
氏曰く、一般人にとって僧侶(出家者)は俗人とは違う特別な存在として見られており
生きることの専門家としての意識が乏しい僧侶に説教をされても何も響かないと
大変耳の痛い指摘もされました。この課題に対する具体的な対処法の1つとして
ご自身の体験を踏まえて「10年後に死ぬことを意識する」を紹介されました。
これは、物事に期限を設けて、文字通り決死の覚悟で万事に取り組むということです。
これが自分にとって最も足りない部分だったので、大変勉強になりました。

なお、研修会後の懇親会、宿泊された自坊でも会員諸師と寺院経営について
白熱した議論があったと聞いています。

平成30年7月例会①

平成30年7月例会②

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