12月・法話

今年も残り少なくなってまいりました。
振り返ると皆様それぞれいろいろなことがあったかと思いますが
今この時平穏で過ごせることが幸せかもしれません。
とはいえ、やはり健康で充実した日々を送れるよう願いたいものです。
そのためには、心をいかに豊かにそして温かく持ち続けるか・・・
医学的にもよく言われることでもあります。

仏教では、このような心を得るために
「他の人のために行動する」暮らし方を日々心がけましょう
と導びかれています。これを『利他』と呼んでいます。
利他はよくこのような使い方をします。皆さんは心当たりはあるでしょうか。

「自利利他」・・・自らの幸せを求めつつ、他の人の幸せを願う。
「忘己利他」・・・自らの幸せを差し置いて、他の人の幸せを願う。

忘己利他はそう簡単に実践できることではありませんが・・・
利他は、言葉を置き換えると、「施す」ことになります。
身近なところですと、私たち僧侶がいただくお礼を「お布施」と言います。
昔々、僧侶は信者の方々からいただいた布キレを縫い合わせた衣を着ていたことに
由来すると言われていますが、この他にも、施(せ)の前に一文字加えると
他の人のために行動できる様々な「施し」ができるのではないでしょうか。

財施(寄付)
眼施(優しい眼差しを向ける)
身施(手を貸す、助ける)
聞施(悩んでいる人の話を聞く)・・・

他に思いつくものはありますか?
難しくはないはずです。私たちが少しだけ行動を起こせば
お互いに心が豊かに温かくなれると思います。
そんな暮らしを心がけると、今年も充実して締めくくることができ
気持ち良く新年を迎えられそうですね。

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