2月・法話

二月と言えば節分です。
節分とは季節を分けると実はこの月だけでなく、春、夏、秋、冬ありますが
特に立春の前を一年の始まりと重んじて二月の節分のみ
行事として残ったようです。
節分の行事といえば豆まきですが、元々はあまり仏教とは
関係ない説が有力なようです。
「豆は魔滅に由来する」とか「魔の芽を出さないため煎った豆を使う」と
由縁から豆を用いるというようですが、魔を滅ぼすとか鬼に豆をぶつけて
退散さすという精神でおこなうのは仏教らしくないので
やはり仏教の教義とは異なるものになります。

しかしお寺の行事にお施餓鬼というのがあります、餓鬼という小鬼に
餓鬼米とよばれる米をまいたりさまざまな食物を供えたりして
先祖供養に繋げる行事です。
宗派によっては毎食、ひとくち目は下にまき餓鬼に施す作法があると聞きます。
私的に解釈すると豆まきも豆を投げつけ鬼を退散させるのではく
お施餓鬼のように施すことにより供養する行事とすれば
仏教的見地からも理解出来なくもありません。
鬼は外に追いやるものではなく鬼も己の内とし、みとめ抑え共存していく
鬼と云う己の煩悩も消すのではなく、そんな愚かな私でさえ
許していただける仏の慈悲に、はたと気づかされます。
今年も『福は内、鬼も改心して内』の理念でやっていきたく思います。
合掌

1月・法話

お念仏の話です。
皆さまは、自宅のお仏壇にお参りする際はお念仏を唱えるかと思います。
お念仏は宗派によって唱える文言が異なりますが
我が宗派では「南無阿弥陀仏」と唱えています。
ですが、この南無阿弥陀仏の意味って皆さんご存知ですか?

阿弥陀様がまだ菩薩のとき衆生を救う誓いを立てました。
それは、「南無阿弥陀仏と唱える一切の衆生を摂取して捨てたまわず。
(私の名を唱える者は一人残さずお浄土へお救いします。)」という
約束されたお言葉です。
この誓いを立てられて阿弥陀様になられました。
南無阿弥陀仏の阿弥陀仏は仏様のお名前ですが
南無という言葉には、~に帰依します、お慕いします、という意味合いがあります。
ですので、お念仏は弔いの言葉と共に阿弥陀様がきちんと聞いていらっしゃって
お浄土へ行く切符を皆さまは知らず知らずのうちに手にしているのです

1月・例会・寒行托鉢

例年の様に1月例会は托鉢を行いました。
少数精鋭5名にて声高らかにお念仏を唱え、行脚致しました。
風が強く、時間が経つにつれ両手が痺れてきますが、それでも
例年より暖かく行えた事は阿弥陀様のお陰だと思います。

2019年1月寒行托鉢④

12月・例会・黒衣法要

年の瀬が迫りましたが、本年も会長御寺坊にて黒衣法要を行いました。
年に一度の行事ですが、ピンと張り詰めた堂宇内での読経はとても
心が落ち着きます。
法要後は場を移して、年度内の行事などを再確認しました。
気が付けば、今年ももう終わり。記念事業などで多忙な一年でしたが、
若手会員の協力もあり、無障礙に終えることができたと思います。
来年も、宜しくお願いします。

平成30年12月黒衣法要①

11月・例会

今月は岐阜県可児市の葬儀会社さんで、葬儀の流れについての研修会を行いました。
私は、普段のお葬儀で地元の葬儀屋さんと付き合いがありますが
葬儀の打ち合わせをする程度で、葬儀屋さんから葬儀について教えて頂く機会は
ありませんでしたので、良い機会だと思い、参加させて頂きました。

当日は、葬儀社の社員の方から、故人が亡くなってから葬儀・告別式までの葬儀の
流れについての講義を頂いた後、葬儀についての意見交換を行いました。
前半の講義では、特に故人が亡くなってから枕経までの流れが勉強になりました。
私は枕経から関わることが多く、それまでどのようなことが行われているか
それほど分かっていなかったためです。
納棺師の方が、亡くなった方にはまだ体温があるので
遺族の方に手を握ってもらったりしながら、生前と同じ様に接することを
心がけているという言葉が大変印象的でした。
また、講義の際に配布された資料の中に
自分らしさは周囲との関係で作られているところ
死別により自分らしさを作っている大切な一部が失われてしまうため
死別により大変な苦しみが生じるということが記載されており、大変勉強になりました。

改めて感じたことは、葬儀屋さんや遺族の方にとって寺院の敷居は
かなり高いということです。例えば、葬儀の形態(両鉢、片鉢)や戒名などでも何が違って
どのような意義があるのか寺院に聞きたくても中々聞けないし
納得できる説明が受けられないことが多いようです。
寺院として説明を尽くすことの大切さを、改めて感じました。

今回の研修で、大切な方を亡くされたご遺族の方の苦しみ
何も分からないまま進んでいく、不安を少しは理解できたように思います。
今後、葬儀に関わることが益々増えていくと思いますが葬儀屋さんと
きちんとコミュニケーションをとって、ご遺族の方をサポートしていきたいと思います。
最後にこのような貴重な機会を作って下さった皆様に、感謝いたします。

2018年11月例会①s