2月・法話

ここ最近制限された生活を過ごした方はたくさん我慢してきたと思います。
私もたくさん我慢してきて悔しく寂しい思いをしています。

でもふと
「当たり前じゃないんだな」と思うことがありませんか。

喜足小欲足りていることを喜び欲を小さくする、ということです。

私たち人間は欲望無しに生きていくことはできません。
今生きていること、足りていることに気づいたとき
生かされている実感が湧いてきて
私は心が少し落ち着きます。
今後しばらくは我慢や辛抱をする機会が続くと思います。
でも今あるもの、今生かされていることに感謝
巡り合うものにまた感謝
生きていることに感動する時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

1月・法話

皆様昨年はどんな年でしたか?
そうお伺いするとほとんどの方が「コロナ」と答えられます。
昨年1月に日本に上陸して12ヶ月、令和3年1月末で亡くなられた方が
5600名余り未だ猛威を振るい続けております、ご冥福をお祈りします。

この1年様々な事で四苦八苦した年で、まだまだ苦しみが続いていきます。
この世は苦しみで満ち溢れており生きるも苦しみ老いるも病も死すらも苦しみ。生老病死。
旅行に行きたくても行けない、欲しい物が手に入らない。求不得苦。
あの人に会いたいけど出来ない、皆とお喋りしたいけど出来ない。愛別離苦。
憎いコロナに会いたく無い、あの時に会ってなければ。怨憎会苦。
この世の苦しみ、全ての不調。五蘊盛苦。

この娑婆世界は苦しみだらけ、しかし我が如来には誓願あり。
娑婆から浄土に行った人に帰って来た人は聞いた事はありません。

今はかつての笑って楽しい日々を送る為に、手洗いマスク、人との距離を
気を付けて乗り切りましょう。

12月・例会(黒衣法要)

12月恒例の黒衣法要ですが、コロナ禍のため各会員の自坊で同時刻に行いました。
今年は例年に比べて活動回数が少なくなってしまいましたが
反面中身の濃い企画が行えたように思います。

来年も東国青年会を宜しくお願いします。

reikai2012①

reikai2012②

12月・法話

今年は新型コロナウイルスの流行により社会が一変した年となりました。
流行初期から恐れられていたことが現実となり
今なお世界中で猛威を奮っています。

私たちの生活にも大きな影響が及んでいます。
公私を問わず各種行事が延期や中止となりました。
思うように事が進まずストレスを感じたり、人と会う機会が減ることで
気分が落ち込んだりと、心が不安定になりがちでした。

しかし、仏さまの教えに耳を傾けると感じ方も変わるかもしれません。
仏さまの教えでは、この世のあらゆる物事は、すべて目に見えない
無数のご縁によって起こっています。
有ることが当たり前ではなく、有ることは有難いのです。
よって、今年あるはずのものが無くなってしまったのではなく
これまでがご縁によってたまたま得ることができていただけなのです。
何気ない日常がいかに尊いものであるかと感じますね。
今年一年を「何もなかった一年」ではなく
「あらためてご縁の有難さを感じた一年」と考えてみてはいかがでしょうか。

今般の感染症流行に関しては、ウイルスそのものに対しても
社会の要請に対しても個人の力ではどうすることもできません。
ですが、与えられた今の状況でも見方を変えることで自身の心を整え
穏やかに新年を迎えたいものですね。

11月・研修会

『お寺が見える寺報の作り方』の二回目で講師 恵光寺 副住職 岸野真我師を
お迎えいたしまして行いました。
今回は、どう構成をするのかを中心にお話しされました。

その中で印象受けたのは、何についての記事なのか一目でわかるように
文章を少なくする。どうしても色々と伝えたくて詰め込みすぎてしまいます。
読み手のストレスを無くすことが大事、つまり余白が大事であることを
強調されたことに逆に驚きました。
ご寺坊の寺報を見せて頂きましたが、読み手を中心に考えられていて
ページ数を増やしても何についての記事なのか一目でわかるデザイン構成でした。
繋がりを持つためのツールの一つとして大変参考になりました。
やはり、独りよがりではいけない、相手があるからこそ、つながっていけるものだと
あらためて考えさせられました。

reikai2011①

reikai2011②

11月・法話

仏さまのお顔をまじまじとご覧になったことがありますか?
どんなお顔をされていますか?不動明王に代表される明王や天部を除いて
いわゆる如来と言われる仏様のお顔はどの仏様も
優しいお顔をされていませんか?
仏様のお顔は柔和な心と慈しみを表した「いい顔」の最上級の顔です。
その表情に会うと誰もが心が和らぐ赤ちゃんのような顔のようです。
このお顔を「愛敬相(あいぎょうそう)」といいます。

反対に「悪い顔」ってどんな顔でしょう?
怒り顔・不満顔・妬み顔は決して「いい顔」ではないですよね。
普段の私たちの顔がこんな顔じゃありませんか?

一怒一老・一笑一若(怒ると老いる 笑うと若返る)という言葉あります。
怒ると血圧が上がり、心臓や血管に負荷がかかり、病気の原因になります。
不満を抱えストレスを貯めることも病気の原因になります。
怒りに任せて体を無理に動かすと、筋肉や骨に無理がかかり
ケガや病気の原因になります。
結果、その病気や疲労が年齢を重ねた状態と一緒になってしまうのですね。
仏様をご覧ください。歳を取りません(笑)
極上の「いい顔」で病気知らすで健康です(笑)
私たちも仏様を見習って「いい顔」で過ごしましょう。
明るい表情で笑いを忘れず、心朗らかに感謝を忘れず
日々の生活の中で幸せを感じて暮らすことが「いい顔」で過ごせる秘訣です。

10月・法話

私は法事が終わると必ずお説法をするのですが、同じ法話をしていても
今日の方は聞き手のウケが良いなと思う時と、そうでないなと思うときを感じます。
同じ話をしていても、なぜこうも違いがあるのか。

お釈迦様は仏教の教えを対機説法で説かれておりました。
その人に対して、また、それぞれの状況に応じて、一人一人違う事を
説かれるのが対機説法です。

人は抱えている苦しみは皆違います。
それに応じてお釈迦様は適切な教えを説かれたのが仏教です。
私もお釈迦様の説法に少しでも近づけるよう、今後は法事の前に
檀信徒の方とお話をしながら情報収集をしたりして、一人一人は難しいので
せめてその方にあうお説法ができたらと思います。