4月・法話

4月は出逢いの季節、桜の開花とともに新しい場所で善き出逢いを誰もが望みます。

先日伺ったお宅で孫娘さんがこの1年で随分成長したと聞きました。
スポーツ推薦で北陸の高校に進学し、親元を離れて寮生活を送っているとのこと。それまで食事の準備や洗濯はもちろんのこと、自分の部屋の掃除もしたことがなく、自分で決めた進路とはいえご両親は大変心配であったようです。
案の定、入学前の事前説明会で学生寮を案内されると、建物は年期が入っておりしかも先輩2人と相部屋とのことで益々不安になられたそうです。引越しの当日、寮に着くや否や「ようこそ!!」と元気な声と共に2人の先輩が荷物運びを手伝ってくれ、その姿を見たご両親は「ここに決めて良かった」と思われたとのこと。
それから1年、春休みに訪ねてみると娘さんの口からは周りに対する感謝の言葉があふれていたそうです。

仏教には「薫習(くんじゅう)」という教えがあります。善き薫りが漂う中にいると衣服にその薫りが染みこむように、私たちも善き環境や境遇の中に身を置くと自然と善き姿勢、言動が身につくことを表わします。
4月は出逢いの季節、善き出逢いを。

4月・年度初総会

4月15日(金)に櫻誓願寺にて令和4年度年度初総会を開催しました。
感染症の影響で丸2年、歓送迎会などの親睦行事が行えない中、新入会員をどう迎えるのかが会としての目下の課題でしたが、今回の総会に遠く三重県伊勢市から1名、仕事帰りに1名の若手会員が出席して下さり、大変心強く感じました。
昨年度から青年会活動にオンラインを取り入れてきた経緯もあり、当日は対面とオンラインのハイブリッドで総会を行うことができました。時間と場所の制約がなくなるオンラインの特性を活かしつつ、対面での研修会など、現場でしか味わえない活動も状況次第で開催していきたいと考えています

3月・年度末総会

3月8日(火)に櫻誓願寺にて年度末総会を開催しました。
長年にわたり青年会活動を支えてきて下さった3名の先輩方が今年度限りで卒会され、これにより常時参加できる会員が5名(在籍者42名)程になります。そのため会自体の運営が困難になり、今後会をどのように継続していくかの議論をしました。当然今まで通りの活動は難しいため、休会もしくは行事を減らして会員一人あたりに掛かる負担を減らしていこうという結論になりました。
来る令和5年度には創立50周年を迎えます。次年度はそれに向けて次世代に何を引き継いでいけるのかを問うていく一年になりそうです。

1月・法話

新年を迎えると新しい気持ちで色々な事に挑戦しようという気持ちになります。
皆様は昨年はどんな初体験をしました?
私はバレエを観劇したり子供の運動会に行ったりと様々な体験をしております。
今年はどんな初体験があるか楽しみです。
然しながらオミクロン株が猛威を振るっております
まずは感染予防対策をしっかりとして気を付けましょう。

さて皆様は1日何回合掌しますか?
こうお伺いをすると1回2回と答えられる方が多いです
坊さんに聞かれると0とは言いにくいか?
でもよくよく考えて頂くと6回以上してほしい所です。

食事の前にと後には合掌をし、「いただきます」「ごちそうさま」と
私の糧にするために命を「いただきます」
私の生命を保つために「たべる」
お前の命を奪うために「喰らう」
皆様、喰らうになってませんか?

子供が幼稚園に上がり昼食をいただくとにはちゃんと「いただきます」とするそうです。
手を合わせて感謝の気持ちの「いただきます」
合掌には様々な意味があります、感謝の時、謝罪の時、願う時、阿弥陀様への道しるべ
毎日できると良いものですね。

12月・例会

12月6日に一年振りの黒衣法要を拙寺、櫻誓願寺にて勤めました。
コロナ感染症の影響で会員が出仕しての法要も久しぶりでしたし
程良い緊張感のある引き締まった法要を勤めることができ、
とても充実した時間を過ごせました。

前日に法要の準備をしていて、自坊で黒衣法要を勤めるのが
初めてであることに気がつきました。
それもそのはず黒衣法要は歴代会長の自坊で勤めることが通例で
今回が会長を拝命して初めての黒衣法要だったのです。

思い返せば青年会に参加するようになって今年で20年です。
そんな節目に自坊で節の揃った厳かな法要を会員の皆さんと共に
勤めることができたのも、まさに一期一会の得難き瞬間でした。

黒衣法要2021s

12月・法話

今年もあと僅かとなりました。
年末の仏教行事といえば、12月31日の大晦日の除夜の鐘撞きです。
私のお寺でも毎年大晦日に、煩悩の数分の108回鐘を撞きます。
この108の煩悩のうち、特に私たちを苦しませる煩悩を
三毒「貪(とん)瞋(じん)痴(ち)」といいます。

「貪」とは、欲しいと欲張り貪る心
「瞋」とは、些細なことで怒る怒り心
「痴」とは、愚痴を言う醜い心

「西遊記」という物語があります。
シルクロードを舞台に玄奘三蔵法師が、猪八戒、孫悟空、沙悟浄の3人を従え
唐の都長安からインドの天竺を目指し、数多くの仏教経典を持ち帰るお話です。
ここに登場する猪八戒は、何でも貪り欲する「貪」
孫悟空は、些細なことですぐに怒る「瞋」
沙悟浄は、愚かで醜い「痴」を表しています。
玄奘三蔵法師は、この3人=三毒の「貪瞋痴」をコントロールしたことで
天竺に到達することができたのです。

貪らず、怒らず、愚痴を言わず。
実践するのは難しいかもしれませんが、日頃から心がけていきたいですね。

11月・例会

講義の最初に失ったものを書き出すと思いのほかたくさん出てきました。
頭にパッとでてきたことは今もひきづることや糧に頑張ろうと思えたことです。
ひきづることは当時と比べるとしんどい思いはありませんが
思い出すともう少し何かできたのかな…と思うことが何度もあります。
しかしそれを糧に今を生きているので気持ちは楽になりました。
その経験が気づかせてくれたのでありがたいと思っています。

その時の私を助けてくれたのは周りの人です。
周りの人に話を聴いてもらい心が楽になりました。
もちろんすぐには気は楽にならず目の前の現状を受け入れることはできませんでした。
少しずつ時間は経ち周りの方が優しく見守ってくれました。

やはり話を聴いてくれたりその都度優しく見守ってくれることは
安心感があり助けてくれるものだと感じました。

素敵な機会をいただきありがとうございます。
本当に良い時間を過ごせました。
これからも多くの講義を受講したいと考えてます。